ドージャ・キャット – 女性ラッパーは戦国時代？ニッキー・ミナージュやカーディーBを超える新世代の歌姫が登場！【シリーズ・これをしらないあなたは超ヤバいVol.9】

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2021-12-09

出典：Doja Cat reveals cover of new album Planet Her - The News International

洋楽界に彗星のごとくあらわれ、時代のアイコンとなりつつある女性ラッパーといえば、Doja Cat（ドージャ・キャット）。今年、グラミー賞をはじめとするさまざまなミュージック・アワードで、常に名前があがるようになった彼女ですが、有名になったキッカケとはいったい…？

TikTokでバズった2つの曲

近年、ほとんどの新人アーティストのブレイクのきっかけとなっているのがTikTok。ドージャ・キャットのキャリアもこのプラットフォームなしでは語れません。まずは、2018年にリリースしたCandy（キャンディ）。

「キャンディ」の音源

この曲は2019年後半に、TikTokで「ダンスチャレンジ」としてバイラルに。最終的にビルボードのシングルチャート「ホット100」の86位にチャート・インし、彼女の知名度を高める結果になりました。

「キャンディ」のダンスチャレンジまとめ

ドージャ・キャットの人気を確実なものにしたのが2019年にリリースした「Say So（セイ・ソー）」。もともとアルバムの収録曲だったものが、やはりTikTokの「ダンスチャレンジ」で大バズリ。

そのため、2020年にシングル・カットしMVまで制作することになったんだとか。この曲は前述の「ホット100」の5位に食い込み、なんとその年のアメリカで、最もストリーミング再生された女性歌手のナンバーとなったのです。

「セイ・ソー」のMV

ポップでセクシーな見た目と、それにマッチしたキャッチーなメロディ。そして長い下積みに裏打ちされた、クオリティの高いラップ…才能のミルフィーユ、といっても過言ではない彼女。有名になるのは、時間の問題だったといえるでしょう。

そんなドージャ・キャットの最大の武器は「ユーモアのセンス」。2018年に、セルフリリースした「Mooo！（ムー！）」では“牛になった気持ち”を歌った彼女。わざとクオリティの低いMVを制作し、その中でフライドポテトを鼻にツッコんだりするなど、おフザケ感満載の作品をつくっています。

「ムー！」のMV

これがネットでミームとして拡散され、ケイティ・ペリーやクリス・ブラウンなどに絶賛された彼女。「おもしろくて、可愛くて、実力がある」となれば、向かうところ敵なし、といったところでしょうか。

そんな才能のかたまりを、業界がほうっておくわけはありません。最近ではあっと驚く大物アーティストとのコラボが増えてきた彼女。1年ほど前から、Ariana Grande（アリアナ・グランデ）やThe Weeknd（ザ・ウィークエンド）などだれもが知るスターからお声がかかるように。

アリアナ・グランデ、 Megan Thee Stallion（メーガン・ザ・スタリオン）とコラボした「34+35 (Remix) 」のMV

アリアナ・グランデとコラボした「I Don’t Do Drugs（アイ・ドント・ドゥー・ドラッグス）」の音源

何度もコラボのお誘いがあるのは、それだけドージャ・キャットの実力がスゴい、ということなのでしょう。これから一時代を築くであろう彼女から、ぜったいに目が離せません！

ザ・ウィークエンドとコラボした「In Your Eyes Remix （イン・ユア・アイズ・リミックス）」の音源

ザ・ウィークエンドとコラボした「You Right（ユー・ライト）」のMV