5 Seconds of Summer(ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー)のアルバム売上ランキングトップ5とおすすめアルバムをご紹介。
CD・レコードなどのフィジカルセールスに加えデジタル・ストリーミングのデータを基にスコア化したオリジナルの人気アルバムランキングと、記事後半ではファイヴ・セカンズ・オブ・サマーのおすすめアルバムもご紹介しています。
ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーのプロフィール

2011年にオーストラリアのシドニーで結成された4人組ポップ・ロック・バンド。Luke Hemmings(ルーク・ヘミングス)(ボーカル、ギター)、Michael Clifford(マイケル・クリフォード)(ギター、ボーカル)、Calum Hood(カラム・フッド)(ベース、ボーカル)、Ashton Irwin(アシュトン・アーウィン)(ドラム、ボーカル)からなります。YouTubeへのカバー動画投稿から知られるようになり、One Direction(ワン・ダイレクション)のツアー参加を経て、2014年の「She Looks So Perfect」で世界へ活動を広げました。
初期のポップ・パンクから、『Youngblood』のダンス・ポップ、『CALM』の重厚な音作り、『5SOS5』の内省的な表現へと変化。2025年の6thアルバム『EVERYONE’S A STAR!』、2026年のEP『CLUBSOS VOL. 1』でも、4人の歌声と演奏を軸に新しいサウンドを探っています。
ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーの人気アルバム売上ランキングトップ5
LIVESOS
5 Seconds of Summer
2014年12月15日リリースのライブ・アルバム『LIVESOS』。
デビュー年のステージを収めた本作では、スタジオ録音とは違う4人の勢いを味わえます。「18」で始まる演奏には観客の歓声が重なり、ギターとドラムが前へ出る音作りもあって、ポップな曲の輪郭がぐっと荒々しくなるのが魅力。「Amnesia」のようなバラードでも、歌声を受け止める会場の反応が曲の一部になっています。「Out of My Limit」「Disconnected」など、デビュー・アルバムの主要曲だけでは拾いきれない初期のレパートリーを聴ける点にも注目。さらに「American Idiot」「Teenage Dream」のカバーを並べることで、パンクとポップの両方を楽しむバンドの姿が見えてきます。通常盤は14曲のライブ音源に「What I Like About You」のスタジオ・ミックスを加えた構成。演奏を磨きながら大きな会場へ進んでいた時期を、一本の公演とは異なる選曲で振り返れるライブ盤です。
CALM
5 Seconds of Summer
2020年3月27日リリースの4thアルバム『CALM』。
メンバーの名前の頭文字を組み合わせたタイトルとは対照的に、音の表情は落ち着いたものばかりではありません。冒頭の「Red Desert」では重ねられた歌声が広がり、「Easier」「Teeth」では低音と電子音が緊張感を引き上げます。初期のギター中心の勢いを知っているほど、声の配置やリズムの細部で曲を押し出す変化が印象に残る作品です。一方、「Wildflower」の明るいコーラスや「Best Years」のまっすぐなメロディーには、難解さへ向かわない親しみやすさもあります。終盤の「Lonely Heart」から「High」へ進む流れでは、強い音だけで感情を伝えず、余韻を残す歌い方まで聴きどころに。全英アルバムチャートとオーストラリアのアルバムチャートで1位を獲得しました。ダンス・ポップへ踏み出した前作を経て、バンドの響きと緻密なポップ制作をさらに結び付けた一枚です。
Sounds Good Feels Good
5 Seconds of Summer
2015年10月23日リリースの2ndアルバム『Sounds Good Feels Good』。
前作から続くポップ・パンクの明快さに、抱え込んだ不安や孤独を歌う視点が加わりました。「She's Kinda Hot」「Hey Everybody!」では声を合わせたくなるサビが弾み、「Jet Black Heart」では傷ついた気持ちを力強い演奏で受け止めます。明るい曲と重い曲を分けて並べるというより、楽しさの中にも居場所を求める気持ちが通っているのが特徴。制作の中心を担うJohn Feldmann(ジョン・フェルドマン)との仕事は、ギターの厚みやコーラスの大きさにも表れています。終盤の「Outer Space / Carry On」では展開を大きく取り、勢いよく駆け抜けるだけでは終わらない構成も印象的。ビルボード200、全英アルバムチャート、オーストラリアのアルバムチャートで1位を獲得しました。デビュー時の高揚感を保ちながら、同世代の迷いや痛みに寄り添うバンドへ進んだことが伝わる作品です。
Youngblood
5 Seconds of Summer
2018年6月15日リリースの3rdアルバム『Youngblood』。
ギターをかき鳴らす勢いから、ベースとリズムで体を揺らすポップへ。初期作との違いは、冒頭のタイトル曲だけでもはっきり伝わります。音数を絞った部分とサビの広がりを使い分け、ルーク・ヘミングスの歌声にも、それまでとは違う張りと切なさが生まれました。「Want You Back」や「Valentine」では恋愛の駆け引きを洗練された音に乗せる一方、「More」にはロック・バンドとしての鋭さも残っています。通常盤の最後に置かれた「Ghost of You」は、華やかな曲を聴いた後だからこそ、失った相手の気配が深く響くバラード。制作にはAndrew Watt(アンドリュー・ワット)やLouis Bell(ルイス・ベル)らが参加しています。ビルボード200で1位を獲得し、デビュー作から3作連続の全米アルバム1位に。以前の作風を薄めた作品ではなく、メロディーと演奏の持ち味を別の形で際立たせた転換作です。
5 Seconds of Summer
5 Seconds of Summer
2014年6月27日リリースのデビュー・アルバム『5 Seconds of Summer』。
YouTubeでの活動やワン・ダイレクションのツアーへの参加を通して広がった注目を、バンド自身の曲で受け止めた最初のアルバムです。「She Looks So Perfect」の鮮やかなサビを入口に、「Don't Stop」「Good Girls」では歯切れのよいギターとコーラスが次々に飛び出します。甘いメロディーを持ちながら、演奏には少しせっかちな手触りがある。その組み合わせが、親しみやすいポップと生身のロック・バンドの勢いを両立させています。
魅力は元気な曲だけにとどまりません。「Amnesia」では離れた相手への思いが前に出て、「Beside You」では距離を越えたい気持ちを歌声が支えます。声を重ねる場面と一人の歌を聴かせる場面が交互に現れるため、アルバムを通すと4人組ならではの表現の幅にも気付けます。地域や版によって収録内容が異なりますが、ここでは原作品を一枚として紹介しています。
ビルボード200とオーストラリアのアルバムチャートで1位、全英アルバムチャートで2位を記録。今回の調査で確認できた国別アルバム認定unitの合計でも、対象作品中の首位になりました。後の作品では音作りが大きく変わるものの、口ずさみたくなるメロディーと複数の声を生かす楽しさはこの時点から明確。現在の4人へつながる出発点として、ヒット曲の間にある曲まで聴きたくなる一枚です。
ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーのおすすめアルバム
『5 Seconds of Summer』と『Youngblood』の2作品をご紹介します。初期のギター・ポップの魅力と、リズムや音作りを広げた転換期を聴き比べられる組み合わせです。ランキングではキャリア上の位置付けに触れましたが、ここでは一枚を通して聴く楽しさから取り上げます。
5 Seconds of Summer
5 Seconds of Summer
2014年6月27日リリースのデビュー・アルバム『5 Seconds of Summer』。
初めて一枚を通して聴くなら、代表曲を知っている人ほど発見が多い原点です。「She Looks So Perfect」や「Amnesia」だけを聴くと、勢いのある曲とバラードの二つの顔を想像しがちですが、その間をつなぐ曲にもバンドの個性が詰まっています。「Everything I Didn't Say」では歌の重なりが感情を膨らませ、「End Up Here」ではリズムの切り替わりがサビへ向かう期待を作ります。「Long Way Home」の開放的なメロディーも、曲順の中で聴くとひと息つける場面に。初期の曲を順不同で再生するより、速い曲から切ない曲へ移る流れを楽しめるのがアルバムならではです。ここで取り上げるのは周年盤や追加音源を主役にした版ではなく、2014年の原作品。地域ごとに曲目差があるため、追加曲の数を目当てにするより、共通する主要曲から聴くのがおすすめです。後年の洗練されたサウンドと聴き比べれば、残っている歌の魅力と変化した演奏の見せ方が、より具体的に分かります。
Youngblood
5 Seconds of Summer
2018年6月15日リリースの3rdアルバム『Youngblood』。
一曲ずつの完成度と、最初から最後まで聴いたときの感情の流れを両方楽しみたい人におすすめです。タイトル曲の大きなサビから始まり、「Want You Back」「Lie to Me」へ進むと、恋愛の強気な言葉と、その裏にある心細さが隣り合っていることに気付きます。「Talk Fast」では軽快なリズムを楽しめる一方、「Why Won't You Love Me」では同じ恋愛でも距離やすれ違いが前へ。踊れる音だから気持ちも明るいとは限らない、そのずれが聴き直すほど面白くなる作品です。ここでは通常盤の13曲を軸に紹介しており、追加曲を収めたDeluxe版とは分けて考えます。最後の「Ghost of You」まで通せば、華やかなポップの奥にある喪失感がアルバム全体を違って見せるはず。デビュー作から続けて聴くと、ギターの量が減っても、歌声の重なりやメロディーの強さは受け継がれていることがよく分かります。バンドの変化を知る入口としても手に取りやすい一枚です。
まとめ
初期のポップ・パンクからダンス・ポップ、さらに声や音の重なりを生かす作品へ。ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーは、親しみやすいメロディーを保ちながらアルバムごとに表現を広げてきました。ライブ盤を挟んで聴くと、制作された音とステージの演奏がそれぞれの曲をどう見せるかにも気付けます。
まずはデビュー作と『Youngblood』を聴き比べ、ギターの勢いをもっと楽しむなら『Sounds Good Feels Good』、陰影のある音作りへ進むなら『CALM』へ。好きな一曲から一枚の作品へと聴き進めると、ヒット曲だけでは見えなかった4人の魅力が見つかります。
以上、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーの人気アルバム売上ランキングTOP5・おすすめアルバムまとめをお届けしました。
参考記事
・ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー - Wikipedia
・5 Seconds of Summer - Wikipedia





