Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)は1980年代のデビュー以来、彼らは熱いロックアンセムと心に響くバラードを世に送り出し、多くのファンを魅了し続けています。
現メンバーはJon Bon Jovi(ジョン・ボン・ジョヴィ)、David Bryan(デヴィッド・ブライアン)、Tico Torres(ティコ・トーレス)、Hugh McDonald(ヒュー・マクドナルド)、Phil X(フィル・X)の5人編成。
フロントマンであるジョン・ボン・ジョヴィの力強い歌声と、バンドのエネルギッシュなサウンドは、時代を超えて多くのリスナーに愛されてきました。世代を問わず歌い継がれ、ロックの歴史に刻まれる名曲となっています。
2018年「ロックの殿堂」入りを果たし、トータルセールス1億3,000万枚以上を誇る世界的バンド。日本でも人気が高く、2枚のアルバムがミリオンセールスを記録しています。
日本で今最も知られている曲としてはなかやまきんに君のネタでもかかる「It's My Life」かもしれません。これをきっかけにテレビ番組でマッスル系の企画がある時には必ずと言っていい程BGMになっていますね。
今回は、人気曲ランキングTOP20からその功績を振り返ってみましょう。
ボン・ジョヴィの人気曲ランキングTOP20
人気曲ランキングはWikipediaに掲載されている出荷枚数、デジタル販売数、CD売上枚数、エアプレイなどの回数、ストリーミング(Spotify、Apple Musicなど)を元に算出されたユニット数の各国の合計値をポイント化して、さらにYoutube再生回数ランキングをポイント化、また古い作品の売り上げデータが探しきれなかったため、アメリカ、イギリス、日本でのチャート順位をポイント化し追加集計を行い、その合計を合算したものになります。不定期で更新していきます。
それでは、ランキングに入ったそれぞれの楽曲を簡単ではありますが、ご紹介していこうと思います。
CHECK!!
・Bon Joviのプロフィール・バイオグラフィーまとめ
・Bon Joviのアルバム売上ランキングトップ10とおすすめ全アルバムまとめ
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Who Says You Can't Go HomeBon Jovi, Jennifer Nettles
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング19位は『Have a Nice Day』収録の「Who Says You Can't Go Home」。
ジョン・ボン・ジョヴィのルーツと故郷ニュージャージーへの情熱を反映した曲。Jennifer Nettles(ジェニファー・ネトルズ)とのデュエットは米ビルボードのホット・カントリー・ソング・チャートで1位を獲得しました。
『Have a Nice Day』収録
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We Weren't Born to FollowBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング19位は『The Circle』収録の「We Weren't Born to Follow」。
困難に直面しても自分らしくあり続けることの重要性や、困難を乗り越えて成功する喜びが歌われた1曲。何より歴史上の重要な出来事や人物の映像や写真が散りばめられる中でビルの屋上で歌うミュージック・ビデオが全ての人を讃えているような印象もあってかっこいいですね。
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MisunderstoodBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング18位は『Bounce』収録の「Misunderstood」。
自分の本当の感情や思いが相手に理解されないことや、コミュニケーション不足に対する苦悩を描き、失敗や誤解にもかかわらず、愛情や関係を守ろうと歌われた1曲。日本では「Bounce」と両A面シングルとしてリリースされ、翌月アメリカでも単独でリリースされました。
『Bounce』収録
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Keep the FaithBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング17位は『Keep the Faith』収録の「Keep the Faith」。
ドライブ感のあるベースラインとかき鳴らすようなギターが特徴で、ジョンがパーカッションを持って歌うのもライブでよく見る光景。困難に立ち向かう強さや信念について歌われており、非常に前向きなメッセージが込められた1曲です。
『Keep the Faith』収録
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In These ArmsBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング16位は『Keep the Faith』収録の「In These Arms」。
永遠の愛と献身について歌った曲。ロックのジャンルではありますが、かなりポップスよりなアレンジとなっていて、ボン・ジョヴィの中でも最高にかっこいい曲のひとつです。ファンの人気も高くライヴでも長く歌われ続けた名曲です。
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(You Want to) Make a MemoryBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング15位は『Lost Highway』収録の「(You Want to) Make a Memory」。
ソングライティングにDesmond Child(デズモンド・チャイルド)も参加した1曲。現時点でボン・ジョヴィが全米ビルボードホット100でトップ40に入った最後のシングルとなっています。1990年の映画『ゴースト』をモチーフに死別してしまったカップルについての物語を描いたミュージック・ビデオも人気です。
『Lost Highway』収録
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Born to Be My BabyBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング14位は『New Jersey』収録の「Born to Be My Baby」。
ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ、デズモンド・チャイルドの3人によって愛と献身をテーマに書かれた当時のボン・ジョヴィの王道的な曲。パワフルなロックスタイルでありながらキャッチーなメロディが印象的な曲です。
『New Jersey』収録
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Thank You for Loving MeBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング13位は『Crush』収録の「Thank You for Loving Me」。
無条件の愛とその愛に対する感謝の気持ちを表現したバラード。ジョン・ボン・ジョヴィが彼の妻であるドロシア・ハーレイに対する感謝の気持ちを込めて書いたと言われています。
『Crush』収録
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This Ain't a Love SongBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング12位は『These Days』収録の「This Ain't a Love Song」。
ボン・ジョヴィらしいメロディラインのバラードでありながら、リズム・アンド・ブルースの影響を受けた曲。失恋とその後の感情、特に未練について触れています。
『These Days』収録
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Never Say GoodbyeBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング11位は『Slippery When Wet』収録の「Never Say Goodbye」。
80年代のボン・ジョヴィのバラードの中でも特に知名度の高い人気曲。日本ではよくテレビ番組の感動場面などで使用されていました。
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Have a Nice DayBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング10位は『Have a Nice Day』収録の「Have a Nice Day」。
タイトルは幅広い意味で解釈できるように設けられたテーマでありながらも会話の終わらせる意味合いもあり、2004年のジョージ・W・ブッシュの再選に対するジョンの失望に対する皮肉で反抗的な反応であったことも知られています。オリコンのシングルチャートでは10位にランクインし、洋楽バンドとしては23年ぶりにトップ10入りを果たしました。
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Bad MedicineBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング9位は『New Jersey』収録の「Bad Medicine」。
デヴィッド・ブライアンのキーボードが印象的なイントロで始まり、アルバムの中で最も陽気でハードな曲になっています。全米では3曲目となる1位を獲得しています。
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I'll Be There for YouBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング8位は『New Jersey』収録の「I'll Be There for You」。
人気が最高潮だった時期にリリースされすぐに全米1位を獲得した代表的なバラードのひとつ。愛する人への永遠の支えと誓いを表現した王道な歌詞で多くのファンを魅了しました。
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RunawayBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング7位は『Bon Jovi』収録の「Runaway」。
デビュー曲で、「夜明けのランナウェイ」という邦題もつき、さらには麻倉未稀さんによるカバーもリリースされました。
キャリア初期に制作された未発表デモ音源、いわゆる「Power Station Demos」のために用意された曲で、40周年を記念してリリースされたデビュー・アルバム『Bon Jovi』40周年記念盤ではジョンがカセットに吹き込んだオリジナル・デモ、バンドの初期のリハーサル音源、オルタナティヴ・テイク、バンド初のヒット曲の拡張バージョンが収録されています。
1983年、地元のラジオ局WAPP 103.5FM「ザ アップル」がセント・ジョーンズ大学と共同で、最も優れた未契約バンドを探すコンテストを開催。この曲がコンテストで優勝した後、1983年の夏にラジオでヒットしたことをきっかけに、ビルボードホット100では39位とデビュー曲ながらトップ40入りを果たしました。
『Bon Jovi』収録
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Bed of RosesBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング6位は『Keep the Faith』収録の「Bed of Roses」。
ジョン・ボン・ジョヴィが二日酔いに苦しんでいるときにホテルの部屋で書いた曲。
80年代のグラムメタルバンドとして成功した後、新たなバンドの方向性が示された曲となり、全米では4年ぶりにトップ10入りを果たしたヒット曲です。
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Wanted Dead Or AliveBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング5位は『Slippery When Wet』収録の「Wanted Dead Or Alive」。
西部開拓時代のヒーローを崇拝していることへの敬意が含まれたカントリー・ロックの要素を取り入れたグラムメタル。
すべてのロックバンドのライフスタイルは、太陽が昇る前に町に乗り込み、お金、女の子、酒を盗む若い泥棒のバンドであるという点で、無法者のライフスタイルに似ている、とのインスピレーションを受けて書かれた曲。
アメリカでは「Livin' on a Prayer」を超える4×プラチナ認定を獲得するヒットとなりました。
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AlwaysBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング4位は『Cross Road』収録の「Always」。
アレック・ジョン・サッチが1994年末に脱退する前にバンドで残した最後のシングル。
元々、ゲイリー・オールドマン主演の1993年の映画『蜘蛛女』のサウンドトラックのためにジョンが一人で書いた曲ですが、映画の試写会がひどかったようでその時点で提供するのをやめたことも知られています。
ベルギー、カナダ、アイルランド、スイスでは最高1位、オーストラリアと英国では第2位、ドイツでは第4位を記録。全米ビルボードホット100でも最高4位と現時点で最後にトップ10入りを果たした曲でもあります。
『Cross Road』収録
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You Give Love a Bad NameBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング3位は『Slippery When Wet』収録の「You Give Love a Bad Name」。
Bonnie Tyler(ボニー・タイラー)の曲「If You Were a Woman (And I Was a Man)」を書いたデズモンド・チャイルドが、思うようにヒットしなかったことでもう一度同じメロディを使って挑戦したという異色作でもあります。
この曲の歌詞は当時ジョンが交際していた女優Diane Lane(ダイアン・レイン)とのことについて書かれたのではないか?との憶測も広がりました。
全米ビルボードホット100では1986年11月29日付でバンド初の1位を獲得。全米キャッシュボックストップ100でも1位、カナダで2位と大ヒットを記録しました。
邦題は「禁じられた愛」。
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Livin' on a PrayerBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング2位は『Slippery When Wet』収録の「Livin' on a Prayer」。
ジョンはこの曲のオリジナルの録音を気に入らなかったようですが、リッチーがアレンジし直してリリースされたハイトーンボイスが印象深い1曲。
1986年12月13日付で「禁じられた愛」に続き2曲連続で全米1位を獲得し、そのまま4週連続首位を記録しました。
シングルは80万枚以上売り上げ、2013年にデジタルリリースされると300万以上の売り上げを記録。ファン投票でも常にトップとなるほど人気も高く間違いなくボン・ジョヴィの代表曲と言えます。
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It's My LifeBon Jovi
ボン・ジョヴィの人気曲ランキング1位は『Crush』収録の「It's My Life」。
2000年代以降の代表曲とも言えるヒット曲で、ソングライターとしてMax Martin(マックス・マーティン)が参加。90年代のイメージからの再ブランディングに成功し、新たなファン層を獲得し、若い世代にもバンドの音楽を広めることに成功しました。
1986年のヒット曲「Livin' on a Prayer」に登場したトミーとジーナを歌詞に再び登場させ、フランク・シナトラのセリフを歌詞で引用しています。
9つの国で1位を獲得し、イギリスでは6年ぶりにトップ3入りを果たしました。米国ビルボード・ホット100では最高33位を記録。
ボン・ジョヴィのおすすめ曲8選
ボン・ジョヴィは、1980年代から現在に至るまで世界中のロックファンを魅了し続けている伝説的なバンドです。
力強いメロディと心に響く歌詞が特徴で、数々の名曲を生み出してきました。アンセムソングから、感動的なバラードまで、その魅力は多岐にわたります。そんなボン・ジョヴィの代表曲の中から、ランキングに入らなかったおすすめの楽曲をご紹介します。
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I BelieveBon Jovi
おすすめ1曲目は『Keep the Faith』収録の「I Believe」。
エネルギッシュで疾走感のある楽曲。信念を持ち続けることの大切さを力強く歌い上げており、聴く者に勇気を与えてくれるアンセムとなっています。
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These DaysBon Jovi
おすすめ2曲目は『These Days』収録の「These Days」。
切なくも力強いバラードで、90年代のバンドの成熟した一面が表れた楽曲。社会の混乱や個人の葛藤を描いた歌詞が深く刺さり、時代を超えて共感を呼ぶ名曲です。
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One Wild NightBon Jovi
おすすめ3曲目は『Crush』収録の「One Wild Night」。
ライブ映えするアグレッシブなロックナンバー。ワイルドで刺激的な一夜をテーマにした歌詞が、ボン・ジョヴィの持つパーティー・ロックの魅力を存分に引き出しています。
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EverydayBon Jovi
おすすめ4曲目は『Bounce』収録の「Everyday」。
ハードでダイナミックなギターリフが特徴的なロックチューン。「今日を全力で生きる」という力強いメッセージが込められており、聴く人の背中を押してくれる1曲です。
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Because We CanBon Jovi
おすすめ5曲目は『What About Now』収録の「Because We Can」。
明るく親しみやすいポップロックナンバー。困難に立ち向かいながらも「僕たちはやれるんだ」と前向きに叫ぶ歌詞が、ボン・ジョヴィらしいポジティブな精神を表現しています。
『What About Now』収録
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Saturday Night Gave Me Sunday MorningBon Jovi
おすすめ6曲目は『Burning Bridges』収録の「Saturday Night Gave Me Sunday Morning」。
軽快なギターとメロディアスなサウンドが特徴の楽曲。ボンジョヴィはとにかく「サタデー・ナイト」という歌詞がお好き。実はこれ1990年代の未発表曲だという話があります。メロディ的にも歌詞的にも納得できますがこのクオリティが未発表だったのは実に驚きです。
『Burning Bridges』収録
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LimitlessBon Jovi
おすすめ7曲目は『2020』収録の「Limitless」。
モダンなロックサウンドを取り入れたアップテンポなナンバー。歌詞は不確実な時代の中でも限界を超えて進んでいこうというメッセージを込めており、前向きな気持ちを後押ししてくれます。全盛期のハイトーンボイスはなくともカッコよすぎる1曲です。
『2020』収録
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LegendaryBon Jovi
おすすめ8曲目は『Forever』収録の「Legendary」。
ボン・ジョヴィらしいポジティブなエネルギーが溢れる1曲。キャッチーなメロディと力強いギターサウンドが印象的で、歌詞は人生の輝かしい瞬間を称える内容。まさに“伝説”を生きようとする人々へのアンセムです。
『Forever』収録
この辺りは一度最初から最後まで聴いてほしいおすすめの人気曲です。
以上がボン・ジョヴィおすすめの曲になります。
まとめ
セールス面では間違いなく「Livin' on a Prayer」がダントツ1位ですが、総合的には今なお聴かれ続けている「It's My Life」が1位になりました。1980年代から2000年代にかけてのヒット曲が多くランクインしましたが、人気曲はまだまだたくさんあります。
ボン・ジョヴィの音楽が多くの人々を魅了し続ける理由は、彼らの持つ圧倒的なエネルギーと心に響くストーリーテリングにあります。1984年のデビューアルバムから最新作に至るまで、彼らの楽曲は時代とともに進化を続けながらも、一貫して希望や情熱、人生のリアルな瞬間を描いてきました。
ハードロックを基盤にしつつ、ポップやカントリーの要素を取り入れたサウンドは、リスナーの心をつかんで離しません。「Livin' on a Prayer」や「It's My Life」では夢を追う力強さを、「Always」や「Bed of Roses」では深い愛を、「Keep the Faith」では希望を歌い上げ、どの楽曲も聴く人の人生と自然にリンクするのです。
また、ボン・ジョヴィは進化し続けるバンドでもあります。80年代の華やかなロックサウンドから、90年代以降はより洗練されたメロディアスなロックへと変化を遂げ、さらにはアメリカのルーツ・ミュージックを取り入れるなど、その柔軟性と挑戦心は衰えることを知りません。
音楽の世界で数々の記録を打ち立て、ロックの殿堂入りを果たした彼ら。アルバムセールスは全世界で1億3,000万枚を超え、ライブパフォーマンスでも多くのファンを魅了し続けています。時代を超えて愛されるメロディと力強いメッセージを届けるボン・ジョヴィ。その音楽は、これからも世界中の人々の心を動かし続けるでしょう。
参考記事
・Bon Jovi - YouTube
・Bon Jovi - Apple Music
・ボン・ジョヴィ | Spotify
・ボン・ジョヴィ - Wikipedia
・Bon Jovi - Wikipedia