【洋楽】絶対に聞くべき歴史的ロックアルバムの名盤4選Part5

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洋楽コラム

久しぶりとなった歴史的ロックアルバムの名盤シリーズ。(第4弾はこちら

ロックというジャンルが広まり、拡散し、細分化され、時代と共に進化していく中で多くの名盤が誕生しました。

売れに売れたものからセールス度外視で名作と言われるアルバムまで幅広い視点から今回も4作品をピックアップしています。

今回も編集部によるセレクトで70年代から2000年代までの名盤を振り返ります。フルで聴いたことのない作品がもしありましたら是非この機会にストリーミングサービスなどで聴いてみてください。

【洋楽】歴史的ロックアルバムの名盤4選

Suede – Coming Up

Suede - Coming Up
出典:Amazon

Suede(スウェード)は90年代ブリットポップ全盛期を代表するバンドのひとつ。

この時代が好きな方にとってはデビュー・アルバム『Suede』を名盤とするかと思いますが、ここではBernard Butler(バーナード・バトラー)脱退後の『Coming Up』も十分名盤に値すると思ったのでご紹介させて頂きます。

バーナード・バトラー脱退後のスウェードはブームから脱落しかけていたと言ってもいいかもしれません。

しかし1996年のシングル「Trash」が大ヒット。カムバック・シングルとして全英チャートでも受け入れられました。

YouTubeSuede – Trash – YouTube

YouTubeSuede – Beautiful Ones – YouTube

続くシングル「Beautiful Ones」もヒットし、結果的には『Coming Up』がスウェード最大のヒット・アルバムとなりました。

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Franz Ferdinand – Franz Ferdinand

Franz Ferdinand - Franz Ferdinand
出典:Amazon

Franz Ferdinand(フランツ・フェルディナンド)は踊れるロックとも言える楽曲の多いスコットランドのバンド。

ダンス・ロック、インディー・ロック、ポストパンク・リバイバルの要素を組み合わせたサウンドが特徴で、エネルギッシュでキャッチーな楽曲が詰まっています。

聴覚だけではなく視覚的にもアート的で世界観を徹底した作品だと言えますし、パンクでクール、とにかく全体を通してかっこいいという言葉に尽きる1枚です。

YouTubeFranz Ferdinand – This Fire – YouTube

YouTubeFranz Ferdinand – Take Me Out – YouTube

間違いなく2000年代における重要な1枚なのではないでしょうか。

The Knack – Get the Knack

The Knack - Get the Knack
出典:Amazon

続いてはThe Knack(ザ・ナック)の1979年リリースのデビュー・スタジオ・アルバム。

全体を通してキャッチーで聴きやすい曲が多く、明るく軽快なメロディと鮮烈なギターリフが特徴。

デビュー作ながら全米1位を獲得し、ひとつの時代を築いてるという点でも名盤に値する気がします。

洋楽を普段聴かないような方でも、また若い世代の方でも「My Sharona」だけは聴いたことがあるんじゃないかと思います。

YouTubeThe Knack – My Sharona – YouTube

YouTubeThe Knack – Good Girls Don’t – YouTube

世代的に筆者より当時の事情に詳しい方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、結果的にキャピトル・レコードのプロモーションによってビートルズのパクリ的な扱いを受けてしまったバンドのその後にかなり影響を与えてしまった1枚でもあるように思います。

AC/DC – Highway to Hell

AC/DC - Highway to Hell
出典:Amazon

最後は同じく1979年リリースのAC/DC、6枚目のスタジオ・アルバム。邦題は『地獄のハイウェイ』。

スタジオ・アルバムとしてはMichael Jackson(マイケル・ジャクソン)の『Thriller』に次ぐ5000万枚という驚異のセールス記録を保持している『Back in Black』の前にリリースされたアルバムで、1980年に亡くなったボーカルBon Scott(ボン・スコット)最後のアルバム。

今作を経ているからこそ『Back in Black』が誕生しているという意味でも重要な1枚だと思います。

YouTubeAC/DC – Highway to Hell – YouTube

YouTubeAC/DC – Touch Too Much – YouTube

今作からプロデューサーとして参加したRobert John “Mutt” Lange(ロバート・ジョン・ランジ)によってアメリカのチャートでも通用する仕上がりになったと評する評論家も多いようで、実際このアルバムは『Back in Black』の次に売れたアルバムとなっています。

まとめ

今回も歴史的ロックアルバムを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

名盤の定義はそれぞれありますが、アメリカでの評価が高いもの、日本でとりわけ評価が高いもの、など様々な視点で聴くのもまた面白くなります。

1枚でも聴いたことがない作品があれば是非聴いてみてほしいですし、この記事をきっかけに「これも名盤だろ!」と思うアルバムなどをSNSで発信して頂けると嬉しいです。

以上、「歴史的ロックアルバムの名盤4選」でした。

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WRITER

酒井裕紀

洋楽まっぷ管理者。米・英の音楽チャートなどのデータを好み、70年代から最新の洋楽までヒット曲なら幅広い知識を持つ。時代毎の良さがある洋楽の魅力を少しでもわかりやすくご紹介できればと思います。

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