HIP HOP好きから愛されている、近年最も勢いのあるラッパーの一人『Lil Durk(リル・ダーク)』。
今回は彼がどういうスタイルでHIP HOPシーンに影響を与えたのかにフォーカスし、近年の流行を感じながらDIGる(ディグる)ことができるよう、曲を挙げていきます。
【リル・ダーク】をDIG(ディグ)る
Lil Durk(リル・ダーク)はアメリカ・シカゴのラッパーで、活動初期は自身が立ち上げたレーベル『OTF』からセルフリリースを行い、「Life Ain't No Joke」というミックステープで密に人気を高めると、その後は、ファーストアルバム「Remember My Name」がリリース後わずか1週間でUSビルボード200において14位、またトップR&B/ヒップホップアルバムでも2位にランクインし、その名を世界に轟かせました。
【リル・ダーク】が HIP HOPに影響を与えた曲+おすすめ
①『The Voice』
Lil Durk - The Voice - YouTube
まずはこの曲、「The Voice」。
アコースティックなアレンジが一際彼の味を引き立てている曲ですが、同名のアルバムのタイトル曲であり、アルバム自体はビルボードヒップホップチャートで一位、ビルボード 200では2位を獲得するなど、まさに今一番熱い作品です。この曲が流行ってから、オシャレなコードを使ったトラックのラップや、TRAPからの脱却を図るラッパーが増えたように思います。
②『Life Ain't No Joke Outro』
Lil Durk - Life Ain't No Joke Outro - YouTube
続いてはこの曲。
彼の原点であるミックステープからですが、現在よりもリリックに若さがある勢いのあるラップが印象に残ります。拍を自由自在に操るフローはこの頃から健在ですね。
ここから、シカゴドリルなどの下地となるHIP HOPスタイルとしてアングラシーンに影響を与えました。
③『When We Shoot』
Lil Durk - When We Shoot - YouTube
そして最後はおすすめ曲です。
YOUTUBEでもトップクラスの再生数を誇るこの曲。彼のラップが活きるマイナーともメジャーとも言えない曲調のトラックが、葛藤を表すリリックを引き立てます。シンプルゆえに単調になりがちなフローも、細かいテクニックで聴き手を飽きさせません。
まとめ
今回は以上になります。
日本では大きく取り上げられなくても、実は世界的に有名なラッパー達はたくさんいます。彼はその中の一人で、さらに近年最も勢いがあるラッパーでもあるので、興味があれば是非チェックしてみると面白いと思います。どこか哀愁漂うラップが癖になるかもしれません。
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